東京都産業労働局 令和5年度中⼩企業サイバー
セキュリティ対策継続支援事業

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編集後記

セミナー2日目では、現代社会の急速な変化の中で企業経営に必要とされるIT活用の重要性と経営者主体のサイバーセキュリティ対策について解説しました。

最初に、社会の動向について説明しました。社会の動向から現実社会とサイバー空間の繋がりとIT活用における課題を説明しました。次に、企業がセキュリティ対策と同時に行う必要があるIT活用について説明しました。ここでは、従来の業務効率化やコスト削減などの守りのIT投資と、近年特に重要性が増しているデジタルトランスフォーメーションに向けた攻めのIT投資の特徴や違い、実施手順についてそれぞれ説明しました。さらに、デジタルトランスフォーメーションの推進において注目されている主要なデジタル技術の選び方や活用方法についても紹介しました。最後に経営者が主体となってサイバーセキュリティ対策を行う必要がある理由から、サイバーセキュリティ対策の重要なポイントを説明しました。

第二回のテキストを通じて、企業経営には守りのIT投資(社内業務の効率性や生産性向上、働き方の変革など)、攻めのIT投資(ビジネスの発展や売上・企業価値の向上など)、さらにサイバーセキュリティ対策の投資が必要であることを解説してきました。次回以降は、国の政策や戦略と合わせてIT活用とサイバーセキュリティ対策について詳しく解説していきます。