コラム
実施手順の文書化に関するポイント
実施手順を文書化する際のポイントをいくつか紹介します。
-
明確な手順と責任の割り当て
実施手順を文書化する際、手順が誰が、いつ、どのように実施するのかを明確にすることが重要です。実施手順が適切に実施されるようにするためには、文書の各手順に関連する責任者を明記することが有効です。 -
フローチャートや図の活用
文字だけでなく、フローチャートや図などを用いて手順を視覚的に示すことで、手順の流れや関係性を理解しやすくできます。また、複雑なプロセスを分かりやすく表現できるため、実施者が迷わずに手順を進められるようになります。 -
定期的なレビューと更新
実施手順は、絶えず変化する環境に適応させる必要があります。新たな脅威や法規制などへ対応させていくために、定期的なレビューや更新を行い、実施手順が常に効果的なものである状態を維持していくことが大切です。
実施手順の文書化は、組織がセキュリティ対策を行っていく上で必要です。実施手順を組織全体に浸透させ、形骸化させず有効な状態を維持するためには、責任者を明記したり、視覚的な表現を組み合わせて分かりやすい手順を記載したり、定期的にレビューしたりすることが大切です。