編集後記
第4編では、対策基準から実施手順を策定する手法を説明するにあたり、クイックアプローチについて説明しました。
クイックアプローチは、実際のセキュリティインシデントの事例を踏まえ、自社での発生可能性や被害規模を慎重に検討し、対策基準や実施手順を策定していく手法です。この方法により、特に社会的に影響の大きい事案に対するセキュリティ対策を迅速かつ効果的に行うことができます。
サイバーセキュリティの脅威への対処の最初の段階として、緊急に大きなセキュリティホールを塞ぐには有効なアプローチとなります。
第5編では、ガイドブックやひな型を参照して迅速に対応できるベースラインアプローチについて解説します。